お悩みQ&A商売人110番 商売人をすくう厳選のことだまQA

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売上を短期間(3か月~6か月)で、V字回復できるかどうか?

できますよ。できないわけがない。計算してみてください。もしあなたが十日間、全く寝ないで仕事をしたらどうなりますか?二百四十時間も仕事ができるんですよ?二百四十時間も頭を使って何もできないわけがないですよね?
こういう質問、よくもらいます。僕はいつまでに○○をしたいと思っているんですけど、できるでしょうか?などとね。その「いつまでに」の期限が過ぎてしまうと何が起こるんでしょうかね。「あぁ、達成できなかったな」という単なる虚無感なのか、それとも家族が人質に取られるとか死ぬとか借金が三百倍に膨らむとかいった危機的状況になるのか、それによってもあなたの頑張り度合は異なるでしょう。
売上を短期間で回復させられるかどうか、という問いについての答えは、その業界や業種の一般的な常識の中にはなくて、いつまでにこの数字を出す、というその人の決意の固さや熱量で決まるものです。同じ業種であっても大成功する人と大失敗する人がいるのは、そのためです。大成功する人は、成功しなければならない理由があり、そのためにものすごく固い決意を持って毎日の仕事に臨んでいた。失敗した人は、成功しなければならない理由を見つけることができず、なあなあに毎日を過ごしてしまった。ただそれだけの違い。
三か月とか半年とか考えなくても、いいと思いますよ。一~二か月あれば充分だと僕は思います。あなたがそれほど固い決意で、燃えるような闘志で「絶対に回復させて見せる!」と思うなら、その通りになります。大丈夫です。頑張ってください。

ますだチラシやその手法は商品の価格を選ばないのでしょうか?

例えば、一兆円の商品を一発売り込みたいのであったら、もしかしたらちょっと向いていないし、チラシも効果を生まないかもしれません。でもね、そうじゃないならどんな業種でもいけます。大丈夫です。
なぜか?徹底的なリサーチをして編み出したものだからです。顧客の話も聞きました。たくさんの「うまく行った」「反応があった」という証明が存在している手法です。
しかし、これだけは注意してください。手法やチラシのテンプレートというのは、それがどんなにいいものであっても、使い方や状況を間違えれば効果につながらないということです。同じ業種で、同じものを売っている人同士であっても、効果につなげられる人と、全然どうしようもない人がいるのは、そういうことですね。その辺の微妙な「使い方のニュアンス」は、やりながら身に付けていくしかありません。
とにかく、「自分の業種には向かない」とは思わないこと、そして「これさえあれば100%成功する!ではなく、状況に応じてうまく使うのがポイント」であることを、覚えておいてください。
あと、これはやめてくださいね。一回だけやってうまく行かなかったからやめちゃうっていうの。そんな人は、どんな手法でも、どんな助言でもうまくいきません。

男性のHP訪問が常にあるので、男性の教室をした方が良いとHP担当の人に言われています。HPの訪問数レベルのものをどの程度にとらえたら良いでしょうか?

質問の後半の意味が分からないのですが、これは、ホームページの訪問数というものをどれくらい真剣に捉えたらいいかっていうことでしょうか?そうだと仮定してお答えしますね。
アクセスが実際に多いのが分かっているなら、そこにしっかりアプローチするべきですね。男性が多いとわかっているなら、男性にアプローチする。訪問数が多いというだけじゃ不安だと感じているのかもしれませんが、検索してたどり着く人がいるというまぎれもない事実が証明されているのですから、重要視して活かすべきです。
ターゲッティングについては、僕が言うまでもありませんが一応おさらい。分散するとどうしようもなくなります。女性にも男性にも、年寄りにも若者にも反応してもらえるホームページなんてありえません。そもそも字の大きさから変わってきますよね。色合いも異なる。中途半端なモノが仕上がって、結局誰も引っかからない、儲かったのはホームページ制作業者だけ、という悲しい結末が待っています。
この質問者の商売が何なのかがわかりませんが、おそらく、自分としては男性向けのサービスではないと思って始めた商売なのかもしれませんね。で、分析してみると男性の興味を引いているようだということが分かった。だったら、男性にリーチすればいいじゃないですか。ちょっとは女性の要素を残そう、なんて欲を出さないで、思いっきり男性向けのホームページにすればいいと思います。全面的に変える。そして、サービスも男性向けのものを作る。いいですか、絶対に分散させてはいけませんよ。

覚えておいていただきたいのが、「隠れた消費者」の存在です。例えば、女性向けの脱毛サービスを用意してホームページも作っていたら、鼻毛に悩む男性からのアクセスが多かった、なんていうことも充分あり得ます。あなたが想定している以外のことが起こる可能性も非常に高いのです。
制服のリサイクル販売に、制服オタクが買いに来るとかね。犯罪につながる可能性がありますから慎重にやらなきゃいけないけど、表向きのターゲットとは別に、ウラの消費者向けのサービス、それもとっても高額なモノを用意しておくのも手ですよね。

増田式チラシの作成でのポイント
  • 見出しのインパクト、大きさ
  • 0.5秒でわかるターゲット
  • 強烈でノーと言えないオファー
  • 電話番号など問い合わせ先を明確に

以上です。が、しかし、こんなことを説明したところで、これを聞いてきたてめぇはやらねぇだろうなぁ・・っていう気がします。知りませんけど。

売上がないのでまずどうしたらよいか。

売上、ないんですか。そうですか。それはご愁傷様です。
その気持ちよくわかりますよ。僕もそういう頃がありましたから。あの時はもう必死でした。稼ぎがないから、バイトしまくりました。借金も返さなきゃいけなかったし、とにかく時給数百円のバイトをしまくった。モスとマクドでバイトして、ある日すき家にモスのエプロンをつけて出勤して死ぬほど怒られちゃいました。もう、どっちがどっちかわからなくなるんです。死ぬほど働くと。
だからね、売上がない人に差し上げるアドバイスは、ただ一つだけです。「働け」。それだけ。いまやっている事業で売上がないなら、暇な時間は時給いくらのバイトをする。その方が、家族は喜んでくれます。そしてバイト以外の時間をすべて事業に捧げる。二十四時間、バイトをするか仕事をするかどっちかの状態。寝なくていいです。稼げるようになってから布団に入ってください。

思い返すと、当時の僕は今よりもまっすぐ、一生懸命働いていましたね。あの時の必死さは、今はもうないなぁと感じます。戻ろうと思っても戻れない。戻る気もない。戻りたくもない。でも、あの必死さが今の原動力になっている部分もあるし、やっぱり「経験して良かった」の一言に尽きます。

稼ぎがない奴は、飯を食うべきではない。布団で寝てもいけない。働け。とにかく働け。金になることなら何でもやれ。喉が渇いたら献血に行け。ヤクルトくれるからそれで腹を満たせ。またはバイト先の賄いで栄養を摂れ。

僕は厳しいことを言っているでしょうか?売上がない人に、働く以外に道があるんなら教えてほしいくらいですよ。働くのをやめて誰かの経済にすがって生きるか、自分が稼ぐか、どっちかしかない。中間はないんです。「いや、それ以外の道が何かしらあるはず」と信じて探すなら、それが見つかる間にかなりの時給が発生して、かなりの金額を取りこぼすことになるでしょうね。

価格の決め方・値上げの仕方・他店の価格調査は必要か

整体院なら、「だいたい他のところが三十分三千円だから、自分のところもそんなもんかな」って、周りの状況を見て決める人が非常に多くいます。でもね、ちょっと考えてみてくださいよ。何も価格のルールなんてないのに、何を律儀に守っているんですかね?
商店街は、例えば床屋なら「この商店街の中で床屋をするなら価格は3800円にしましょう」みたいなルールを組合で決めたりします。価格競争を引き起こさないため、共存するための策なのでしょう。で、いま商店街はどうなっていますか?シャッター街になってしまっていますよね。そんな組合に入らず、ずかずかと近所に店を建てた千円カットチェーン店が勝ってしまったというワケです。律儀に守った商店街の商売人たちには悪いけど、勝負の出方を完全に間違えた結果ですよね。ビジネスは、紳士協定で共存していくものではないんです。同じサービスなら安い方がいいし、べらぼうに高いサービスであってもものすごくいいものなら売れる。それが基本なんですから。
だから、価格を決める際に「同業他社はいくらで売っているか」を参考にするのはやめましょう。調査はしなきゃいけませんよ。そして、儲かっている同業者なら真似をしてもいいでしょう。そうじゃなくて、儲かってもいないところの真似をするのは愚の骨頂。商店街と同じ結末に向かって行くのが目に見えていますよ。

まずは、自分が売りたい価格で売ればいいと思います。三十分一万円でやりたいな、と思ったら、やってみる。それで全然ダメなら、いくらなら売れるかをお客さんに聞いてみましょう。嫌な客に聞いちゃダメですからね。いいお客さんに聞くんです。いや~自分は今の価格でいいと思いますよ、と言われたら、きっとそれは価格が間違いなんじゃなくて、単に集客が足りてないだけかもしれないですよね。価格を決める→売れない→価格が原因だとは言い切れません。いろんなところを工夫して、修正して、何度もテストして、売れる道を見つけましょう。

そうやっていろんな修正をする際に、もしかしたら値下げではなく値上げという道も、試すことがあるかもしれませんよね。値上げについても多くの人が悩むようですが、世の中を見てみてください。「材料費の高騰により、価格を30%上げざるを得ない状況となりました」って、何が30%も上がってるんだか知りませんが、すごい理由ですごい金額を押し付けてきますよね?いや~自分としては値上げなんてしたくないんだけど、大きな力が働いているから仕方ないじゃん?というてい。ザ・逃げ。こんな姑息な手が堂々とまかり通っているんですから、あなたも使えばいいじゃないですか。消費税アップのときに便乗してもいいし、リーマンショックみたいなでかい不況が来たときに「心理的不安により値上げします」って言ってもいいし。理由は何とでもつけられるんです。ただし、通知は段階を踏む必要があり、離れている顧客もいるということを理解した上で行ってくださいね。

商売をしている側に立つと、ついつい忘れがちですが、お客さんというのは「価格」で買うかどうかを決めているわけではありません。価格がすべてなら、どうして成城石井みたいなスーパーが利益を上げることができるんでしょうか?「コレが欲しい」という要望の「コレ」がまさに目の前にあれば、価格なんて関係なく買うんです。お客は、安いものが欲しいんじゃない。逆に、高いものを求めているわけでもない。「欲しいものが欲しい」ってことです。
あなた自身が価格に振り回されないこと。大手じゃないんだから、価格一つ変えるのなんて大した手間じゃないんです。どんどんテストして、いい価格を見つけてくださいね。

ま、僕なら最初から高くしますけどね。。。

HPに毎月三万円かかっています。無駄でしょうか。

うーん、あなたの収入はいくらなんですか?もし月々五千円しか稼げていないなら、そりゃ無駄というか、見合っていませんよね。五十万円あるならまあまあという感じかな。百万円あるなら、もっとHPに投資しましょう。たぶん、こんなことを聞いてくれる時点であまりHPの効果を感じていないのでしょうね。そこからの来客が全然ないとか。でも、そうやって三万円を無駄なものにしているのはあなた自身です。HPから集客することは十分可能なのだから、内容を変えたり、レイアウトを変えたり、いろいろとテストしたらいいですよ。

広告費についての目安。目指す収入の10%を広告費にしましょう。月一千万円稼ぎたいなら百万円かけること。で、もっと効率よくしたいなら、13%がおススメです。これは僕の経験もあるけど、いろんな書籍に載っている内容です。勉強してくださいね。

顧客開拓を考えている業種は治療院を中心とする現金売上中心の店舗ビジネスです。① どのような開拓手法が有効でしょうか。②過去参加者のうち士業、コンサルタントの方の取り組み結果はどうだったでしょうか。

まず①について。
開拓したい地域で、先にうまくやっている人のやり方を研究するといいですよ。つまり競合相手ですね。どんな広告を使っているかとか、どんな媒体を活用しているかとか。で、真似をするんじゃなくて、超えたことをやってみる。同じことをやったら二番煎じにしかなりませんからね。
もしあなたの地域に、あなたがやろうとしているビジネスの先輩がいるなら、決して「真似」だけはしてはいけません。真似して、同じことをやろうとすればするほど、その人がナンバーワンであることを引き立たせる結果にしかなりませんから。真似されるって、怖いことだと思われることが多いけど、実際には「真似されるほどすごい」と思われるきっかけになって、ますますブランド化が進む場合もあるんです。自分がそうなる分には構わない、つまり真似される分には構わないと思いながら、自分は決して人の真似をしない。超えることをする。これ大事ですね。

そして②についてですが。
そうですね、結構良かったよ。でもね、こういうことを聞く人ってあんまり… なことが多いです。なぜか?人の事例を気にしているから。他人の事例なんか聞いてどうするんでしょうか?例えば僕がここで「えーと、コンサルタントの人は軒並み失敗していましたよ」って言ったら、MSDを受けるのをやめるんですかね?やめるんでしょうね、きっと。人より大きな成果を手にしたいと思って入る塾で、人ができていないことにチャレンジしようとしているなら、それってすごいチャンスじゃないですか。初めて「コンサルタントでも成果を出せた人」になるんですよ?そんなチャンスをチャンスと思わず「皆さんいままでどうだったんですかね~」って… 僕にはよくわかりません。

まぁ、実際にはそんなチャンスはありませんでしたけどね。コンサルタントもうまくいってるので。

現在は自宅で施術をしているのですが来年、福島に出張で施術&セミナーをしたいと考えているのですが(月1の3日間)、チラシ投函(福島在住の協力者 あり)の他にどのような事(方法)が出来るでしょうか?

まず、ブログを書く。そして地方紙とか情報誌、フリーペーパーなどで告知しまくる。地域ビジネスはいろんな手を打つことができるから、かえっておもしろいですよ。何をしなくちゃいけないという決まりはないし、何をするのが間違いってこともない。奇抜なアイディアが浮かんだら、どんどん実践しちゃえばいいんです。全国規模のセミナーを売るよりもお金はかからないし、効果も高いと思いますよ。
例えば、公民館や、県や市の建物の中で行われる催し物として告知させてもらうとか。地域の人が集まりやすい場所はどこなのかっていうのを考えて、それに応じて開催場所などを決めるというのも重要です。都内だったらその辺のセミナールームを借りるのが基本ですけど、地方の場合は特に、「地域に根付いているのかどうか」というのが参加の決め手になることもありますから、地元の強みを出すことを意識したほうがいいのかなと思います。「公民館」って聞くだけで安心する人もいるでしょうし。

最近、僕のところの生徒さんが治療院を開院するのに、宣伝カーを使ったと言っていました。あの選挙とか廃品回収が使うやつですよ。「あなたの~、腰痛~、治しまぁす。いまなら~、おためし~、にせんえん。」って。宣伝カー借りるのってそんなに高くないらしいです。効果もそこそこ良かったと言っていました。
都会でこんなことやったら交通の邪魔になるし、そもそもうるさすぎて宣伝カーの声も掻き消されそうですけど、田舎ならいいんじゃないでしょうか? 僕は面白いと思いましたよ。ターゲットになる主婦がヒマしている日中なら迷惑行為にもならないし、静かだから音が響くし。
アイディアはいくらでも出るはずです。どんどん実行してみてください。

建築(住宅)のお客さんにむくチラシの作り方。配布する場所、枚数、チラシはカラーか?白黒では反応が悪いか?

白黒かカラーかは、関係ありません。反応は一緒です。配布する場所は、お客さんが誰なのかに因りますね。チラシの細かいテクニックや、白黒かカラーか、枚数。こんなことよりもずっと大事なのは「お客さんはいったい誰なのか」これに限ります。何倍も、一億倍も大事。いくら見栄えのいいチラシを作っても、いくらお金をかけてカラー印刷しても、ペルソナがずれていれば何にもなりません。「誰が自分の商品を買うのか?」これを死ぬほど考えてくださいね。

そしてもうひとつ大事なことは、競合相手と比較して、自分のサービスにはどんな特徴があるのかを明確にすること。「いい商品」が売れるんじゃありません。「ほかでは得られない、自分に必要な商品」が売れるんです。差別化を徹底的に。そうじゃないと、価格競争に飲まれるだけです。

住宅販売の場合、多くの競合他社はどんなところにチラシを配りますか?賃貸アパートとかマンションですよね。あとは若い夫婦がたくさん住んでいる地域など。とにかく、これから新居を買うだろう、そのためにお金を集めているだろうと思われる層を狙うはずです。
だからそれを見越して、あえて「お金を持っていなさそうな家」をターゲットにするのもいいでしょう。他が配らないから、上手くいけば一人勝ちです。お金を持っていなさそうな家だって、畳をめくりあげたら札束が埋まっているかもしれません。他の会社がしないアプローチ方法で、他の会社が売っていない魅力を打ち出してみてくださいね。

このような大きな金額のサービスでよく聞くのが「富裕層に売りたい」という声です。でもね、よく考えてみてくださいよ。富裕層がどうして富裕層になったんですか?頭がいいからですよ。お金の使い方を間違わないからですよ。そう簡単に財布を開かないからですよ。
富裕層は特に、強い信頼を置く相手にしかお金を払いません。間違ってもチラシ一枚いれてきた相手に何千万も支払ったりしない。いや、もしかしたらするかもしれないけど、確率は低いです。安易な考えで「富裕層がターゲットなんですよね~」って決めつけるのはやめて、現実的な開拓方法を考えてくださいね。

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