お悩みQ&A商売人110番 商売人をすくう厳選のことだまQA

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リピート顧客に対するアプローチの仕方

できるだけ続けて買ってもらえるためにはどうしたらいいですか?ってことですよね。
小手先の技はたくさんありますよ。MSDでも教えているし、このニュースレターでも何度も書いています。が、技の前に信用ですね。
今回は信用の話が続きましたので書きますが、マーケティングに一生懸命になってくると、「お客様は神様ではない」→「頭を下げる必要はない」→「謝らなくてもいい」といったように、最初の質問の人みたいな考えになることがあります。でも悪いことしたら謝らなきゃね。そこから信頼が生まれることもありますから。
ちゃんとやること、信用を得ようと行動することが何より大事。その上にマーケティングがあるってことを、忘れないでくださいね。期待を超えることをしてあげようという気持ちも大事ですよ。間違っても「オレってすごいでしょ!」みたいなエゴむき出しなのはやめてください。儲からないし、鬱陶しいから。

お客さまをこちらに向けさせるための訴え方。

「来いーーーー!!!!!」って言う。おしまい。

えっ、そんな簡単なことで来るわけない? そうじゃないんですよ。そんな簡単なこともやっていないから、お客さんが来ないんです。こっちを向かないんです。
ビジネスを成功させるのなんて本当に簡単なのに、全然うまく行かない人がいるのは、間違いなくその人が「何もしていないから」か「間違ったことをやっているか」のどちらかです。間違ったことであっても一生懸命やって、いずれ「あ、なんか違ってた」って自分で気づくことができれば大きな資産ですよね。だから、間違ったことを精いっぱいやることは、僕はそんなに悪くないと思います。時間やお金は少し無駄にするかもしれませんが。
でも、その「時間やお金を少し無駄にしてしまう」ことを恐れて何もせずにいる人と言うのが厄介ですね。何もしていないから稼げない。でも間違えたくはない。お客さんに嫌われたくはない。正解にむかって一直線に進みたいと思っている。だから、本とか読んで知識だけは充分ある。能書きはたれることができる。あーっ、最低ですね。会話したくないくらい。

 

つべこべ言わずに、なんでもさっさと全力でやれ!

 

以上。

お客さまにリピートしてもらう(来店頻度向上)のための方法、手段。チラシの効果的な書き方。

インターネットという便利なものが流行り出してもう数十年。いろんなものが、便利に簡単になりましたよね。もちろんビジネスもその恩恵を受けているのですが、逆に「必要なのに忘れられてしまったこと」も増えたような気がします。
すごく単純なことです。例えば、お会計時の声かけ。コンビニみたいに「ありがとうございました~」しか言わないでいて、リピートが自動的に取れるでしょうか?コンビニと同じことしちゃいけませんよ。ちゃんと会話をして、「次いついらっしゃいますか?」って聞く。簡単でしょ。でもやっていない人が多いんです。
あと、電話。整体でもエステでも美容室でも何でも、ちょっと電話して様子をうかがうっていうことをしない人が本当に多い。メールしてるから大丈夫だと思っているのかもしれないけど、メールと生の声じゃ全然違いますからね。一度接しているお客さんなんですから「もうかけてくるな!」なんて言われる可能性は非常に低い。
増田塾の塾生でも電話を頑張っている人がいて、しばらく来院がないと「最近調子どうですか?」と電話をし「お陰様で調子いいです」とでも返事があれば「そうですか、よかったです!」と終わりにする。逆に調子が悪いようなことを言ったら予約につなげる。いい方法ですよね。これ、みんなにやっていただきたいです。

ネットが便利でみんな使っているからって、猫も杓子もみーんなネットでどうにかする必要はないんですよ。「誰に」「何を」「どうやって」の3Mの法則を覚えていますか? そのうち「どうやって」のメディアは、考えればネット以外にいくらでも出てきます。相手によって適切なものを使い分けてくださいね。何度も言いますが、相手が誰であれネットでやろう、というのは、3Mの法則に反していますよ。

まず何から始めたら良いか、まったくゼロから始めた成功例は?

まず何からって、言うまでもなく「お客を集める」ことが最重要ですよね。いくらサービスの質を充実させても、仕組みを作っても、バックエンドを用意しても、買ってくれる人がいないのでは意味がない。お客さん集めてください。とりあえず何でもいいから買ってもらって、接点を作る。サービス充実とかはその後の話です。
やる前にアレコレ考える人が多すぎるんです。自分の用意したものに抜けがないかドキドキして、いつまで経っても一歩を踏み出せない人が多すぎる。あのですね、世の中のサービスの中に、顧客全員から満足度100%の太鼓判をもらえているものなんて、ひとつもないんですよ?ちょっとサービスに抜けがあっても、遅れがあっても、そのあとにカバーすればいいじゃないですか。それで全然間に合いますから。なのに「遅れたらどうしよう。ダメな店って思われたらどうしよう」って、いつまでもぐるぐる回っている。
やってみる前にわかることより、やってみてからわかることの方が多いのです。まずはお客さんをお店に呼び込む、そしてお金を払わせる。それが完了してからいろいろ考えた方が、現実的で実践的なことを考えられます。お客さんがいない間は「仮定」で考えるしかありませんからね。

で、ゼロから始めて成功した人についてですが、ゼロから始めなかった人はいないと思うので、「塾生全員」が答えです。きっと、これから始めようという人にとっては、もうお店を構えてお客さんとやり取りをしている人が、ずっと遠くの存在のように思えるのかもしれませんね。でもそんなことないですよ。半年とか三か月とかで、人は大きく変わります。ほんの数か月後には、あなた自身が「遠くに見える存在」の方の立場に立っているはずですよ。いい方で遠ければいいですけどね。

チラシやアナログ媒体での集客方法を知りたいです。

チラシで集客したいなら、反応の出ているチラシを丸パクリすることが最も近道です。普段から折込広告やポスティングされたチラシを見て、研究してみるのもいいでしょう。
とは言っても、どんな業種でもチラシで集客すればいいというものでもない。わかりますよね? もしあなたが、ド田舎の山の中でネットショップサイト製作事業を立ち上げているなら、近くのおじいちゃんおばあちゃんにチラシを一生懸命配っても、みかんの甘皮を剥くときの下敷きにされるだけです。何の反応も得られない。チラシで集客したい、という願いがあるなら大丈夫だと思いますが、そもそも自分の狙うべきターゲット、マーケットは、チラシで集客できるところなのかどうかは検討するべきでしょう。

そして、メディアミックスも検討するべきです。オンラインとオフラインのミックス。例えば、チラシなどのアナログな方法で自分の存在を知らせて、サイトに呼び込む。これはオフライン→オンラインですね。逆に、オンラインで呼び寄せて店に来てもらう、という方法もあります。オンからオフ。地域ビジネスはこの方法が多いです。
もし、この質問に「ネットで集客を試みたけれどうまく行かなかった」という、メディアを変えたくなる理由があったのなら、気持ちはわかるけれどもオンラインの集客も捨てずに頑張った方がいいと思いますよ。どちらかだけで集客しなきゃいけない訳じゃないですから。もちろんお金はかかりますが、サイトを改善しながら、地域にチラシを、反応を見ながら千部単位でまいてみてください。チラシを見てからサイトを検索する人もいますし、サイトを一回見たことがあって、その後にチラシを見て「この間、このお店のホームページを見たな」と思い出してもらうきっかけになることもありますよ。両方やれば、印象が強まり、信頼度もアップします。ちゃんとした方法で宣伝してくるお店って、イイ感じだなって思いますからね。

逆に、オンライン中心の集客をしていこうと思う人も、オフラインの大切さは忘れない方がいいですよ。オンラインで惹かれるものがあっても買うのは実際に目で見てから!という人もいますから。オンライは便利、オフラインは確実、というところですかね。両方の魅力をうまくミックスさせてください。

顧客単価を最大化にする方法を知りたいです。

えー・・・そんなの簡単じゃないですか?
あなたは、どんな方法でお客さんに値段を通知していますか?ホームページ、看板、パンフレット、チラシなど、いろいろな媒体でやっていますよね、きっと。それを全部書きかえればいいんじゃないですか?

これでおしまいにしたら「それができるなら苦労しないよ!」とでも言ってくるのかもしれません。が、こういう質問から抜け出せない人は、きっとこれ以上細かいことを言っても何もやらないと思うんです。えー、でも、怖いな~、とか言って。だったらもうサクッと書き換えちゃう。あんまりだと思うなら、数か月前から「○月から料金が変わります」と書いておいて、期日になったら書き換える。それで充分ですよ。

店舗集客、B2Cのコンサルやセミナーって結構あると思いますが、B2Bの集客ってB2Cと同じなんでしょうか?B2Bの場合、特に弊社はお客さまが増えれば設備、人の増強が必要になってきます。そこで、協力会社を増やせとの話になると思うのですが、そうなると「質」の確保が難しくなってくると考えます。そこらへんどうお考えなのでしょうか?

まず、基本的な違いをお話ししますね。
B2BはB2Cに比べて単価が大きいサービスや商品が扱われることが多いです。だから、個人のお客さんが「あ、これいいな~」と思って財布のヒモを緩めて買う感覚とは異なり、「この売り手はちゃんとした会社なのか?」というところまで見られます。つまり、バックグラウンドまでチェックされるということですね。大きな金額を支払うのですから、当然です。
1円で株式会社ができるようになってから久しいですが、だからと言って資本金があんまり少ない額の会社っていうのもどうなのかなと思われます。個人的に買い物をする際には「このデパートの株価って・・資本金って・・」なんて考えませんけどね。会社間は、シビアな面があります。

そして人が増えることについて。お客さんであっても内部のスタッフであっても、人が増えるのにはいくつかのパターンがあります。
A.数を追うあまり、質が悪くなる
B.数は増えないが、クオリティは抜群
C.数が増え、質も保たれる

どれがいいですか?って聞くまでもなくCですよね。しかし、ただ単に願うだけではCの状態にはなりません。理想の状態がどんな状態なのかを明確にさせた上で、労力と資金をかける必要があります。お金がなければできないし、手間をかけなければやはりできません。どちらかを惜しんでしまうと、AとかBになってしまう。
質問者は、数が増えれば必ず質は悪くなってしまうと考えているみたいですが、お金と手間をかければそんなこともないですよ。ただただ闇雲に増員増員とやろうとしているのかもしれませんね。質を確保する手間。これを忘れないようにしてください。

見込客の集客自動化に興味があります。現在は、トラフィック(チラシ・DM)→コンバージョ ン(HPを見てもらう)→エコノミクス(問合せ、質問、見積り) と考えていますが、各ポイントで”どうなれば良いのか”を教えてもらいたいです。

まず答えますね。聞きたいことはその後。
それぞれ、とにかく増やせばいいんじゃないですか?たとえばサイトなら、アクセスが100あるなら、それに対してコンバージョンが2~3%もあれば上出来です。

それにしてもエコノミクスってどういう意味ですか?

集客のコツ、リピーターを作るシステム作りについて

すごく真面目に答えちゃおうかなと思います。
これらは、マーケティング的な問題を解決すれば一気にうまくいくものです。「誰に、何を、どうやって売るか」を明確にしましょう。「客に、コメを、店頭販売」とかじゃないですよ。もっと具体的に。
「誰に」なら、どこに住んでいる人か、性別は、年齢は(三十代とかではなく三十三歳なのか三十八歳なのか決めること)、家族構成は、仕事の内容は、ネットを見る時間はいつか、新聞をとっているか、どんな悩みがあるか、どんな人に悩みを相談するか、収入はどれくらいか、などと、とにかく具体的に決めるのです。名前も決めてください。山田太郎じゃなくて、本当に、そういう人がいるだろうと思える名前です。

そして「何を」ですね。コメとか麦とか、モノばかりで考えるのではなく「それを買ったらどんな未来が待っているのか」まで提示してあげるといいでしょう。最初に考えた「誰」が持っている悩みにポイントを絞れば、その人が求める状態がわかるはずです。ゴールの提示の提示ですね。どんなライフスタイルを叶えることができるのか、そして、それを叶えればどんな気持ちになるのか。あなたが売るのは、ものだけでなくそういう「いい状態」も含むはずなのです。買う側はあまり意識して考えていないかもしれませんので、ズバッと提示してあげてください。
最後に、どうやって売るか、ですが、これはおばあちゃん相手に一生懸命サイトを作り込んでも仕方ないし、全国の法人を相手にするのに一部地域でチラシをまいても仕方ない、といえばお分かりになるでしょうか。ターゲットがどんなツールを使ってあなたのお店の情報を入手するのかを、考えてください。

「3M」を常にお忘れなく。ますだ・まるごと・まるっとです。じゃなくて「マーケット・メッセージ・メディア」です。この3つを明確にね。

それから、長くお金を払い続けてもらうサービスを作ることも、始めて行きましょう。たとえば整体なら、最初は痛みを取ることでお金をもらいますよね。そればっかりを売っていたら、痛くなくなったら来なくなるわけです。だから次に「痛みが出ないようにするための整体」にシフトしていきます。そして「良い状態を維持するための整体」、さらに「プロポーションをよくするための整体」、などといったように商品を進化させるのです。
ほしいものを提供するのがビジネスですが、ほしくさせるのもビジネスです。お客さんの考え方を変えさせて、常にいい状態に持って行ってあげるための商品へと進化させましょう。そうすれば、リピートしないはずはないです。

同業者へ、集客を教える時のポイントを知りたいです。

同業者ということは、あなたと属性が似ている人ということです。ですから、あなた自身が最も知りたいことを教えてあげる。それがいちばんです。
それには、あなた自身が「どんな言葉ならグサッとくるか」を考えなくてはなりません。それが出来ていない「自称コンサルタント」が非常に多いから嫌になっちゃうんですよね。的外れのメッセージは、大工の集団に向かって「おいしいケーキの作り方を教えてあげますよ!」と言ったり、月末の支払いに困っている人に向かって「すごく綺麗にビューラーをやる方法教えてあげます」などと言っているようなもんです。全然響かない。んなもん要らんわ!と言われておしまい。

コピーを考える際にも言えることですが、悩みだけを一生懸命ピックアップしようとしても、あまり意味はありません。その悩みを抱えている人が誰なのか、という「ペルソナ」を確定しなくてはならない。「誰」が決まっているかどうかが、強いメッセージかどうかを決めるのですから。
透明の的に矢を打つようなことはしないで、まず、自分が打つべき的がどれなのか、それがどれほどの大きさで、自分からの距離はどれくらいで、どれくらいの力を込めて矢を打てば届くのかをきっちり調べてください。

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