お悩みQ&A商売人110番 商売人をすくう厳選のことだまQA

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会員が三百名を越えて、自分だけで管理するのが難しくなってきました。ニュースレターの発行を考えていますが、それなりの経費が掛かるため、社長、総務になかなか理解してもらえません。それだけやって費用対効果がどれだけあるのか疑問だというのが理由です。私はダイレクトにお客様と接点を持ち、関係を築くのに必要な投資と考えていますが、増田先生ならどう いうアプローチで説得しますでしょうか?

僕だったら、迷わず自分の給料からニュースレター代を出しますね。もちろん、上司がいるなら相談はしますよ。こういうことをやりたいんですけどどうですかって。きっとこの人もしたんでしょうね。でも理解されなかった。でも、理解されないと進められないということでもないですよね。進めてしまっていいのではないでしょうか?自腹でね。
もしそれで「何を勝手なことをしているんだ!」とかなんとか言われたら、「僕のお金だから」と言えばいいのです。給料から出しているんだから文句はないでしょ、と。そして、なぜ自腹を切ってニュースレターを出すことがいけないのかを説明してもらうようにしてください。「俺の金でやってるんだからほっとけ!」で終わらせて、お互いの意見が永遠に平行線を辿ってしまっては意味がありません。この機に、なぜダメなのか、の理由をはっきりさせましょう。そこからきちんとした話し合いが始まります。
もしかしたら、納得できる答えが返ってきて「やっぱりニュースレターは出すべきじゃなかったんだ」と思えるかもしれないし、上司の方が熱意にほだされてニュースレターにかかる費用を捻出することを認めるかもしれない。どちらにしても、どちらかが大きな一歩を踏み出さないことには動けないし、相手が一歩出す可能性が低いのであれば、自分が出さなくてはなりませんよね。
で、ニュースレターの費用対効果ですが、これはものすごく長い目で見る必要があります。だから、自腹を切って始める際には、一ヶ月二ヶ月での結果を期待しても無駄。ながーいこと自腹を切り続けるつもりでスタートしましょう。辛いですけどね。ニュースレターというものの特性がそうなんだから仕方ないですよ。
ニュースレターは、顧客とのつながりを持つツールとしてはとても良いものです。できるだけ多くのお客さんとつながって、自分の思いを伝えて、より強固な関係へと発展させていくには最適のツール。必要だと思うなら、本当に必要なんでしょう。ぜひやってください。自腹でね。
自腹にも限界があるというなら、自分で作ればいいだけの話。ちゃんとした良いものを作ることを優先するのであれば、パブリッシングポケットの清水さんに頼めばいいだけの話。そんなに選択肢は多くないですから、迷わずどんどん進めましょう。

見た感じ、カリスマ性も無さそうなのに、どうして2万円の施術料が取れるのか?

こんにちは、カリスマ性のないますだです。別に怒っていません。本当にカリスマないですから。
もしも僕にカリスマ性があったらどうなるか?「何もしてないのに人が寄ってくる」という状態を自覚したらどうなっていたか?
そもそも二千万円の借金を作ることすらなかったかもしれませんが、作ったあと、絶対に返すことはできなかったでしょう。なぜなら、努力しないから。「自分には他の人にないカリスマ性がある」と思い込んで、それでどうにかなると思い、腹の底から「ヤバイ」と思うことすらなかったのではないかと思います。
カリスマ性のない僕。ないなりにいろいろ考えました。どうやったら患者さんが納得できるサービスを提供できるのか、とかね。そして、二万円の施術料に至るまでにやったことといえば、「高いですよ!」と発信し続けることでした。時間をかけてとにかく「ますだの施術は高い」とまわりに覚えさせたのです。そうすると、もちろん離れていく客もいましたが、ますます食いついてくる客もたくさんいました。だから成功出来ました。そんなわけです。参考にしてください。
もし、今の僕にカリスマ性があるとしたら。本当に、ないと思っていますけどね。ただブランドものを身につけているだけで。でももしあなたが僕にカリスマ性を感じているとしたら、それはこれまでの過程で身についてきたものであって、生まれつき備わっていたものではありません。借金に負けたくないという思いから始まり、高い施術をするに見合う人になりたいという思い、そして交渉や営業では絶対に負けないという強いイメージ。それらが僕を変えてきたのかなと思います。
本音を言えば、気楽につるむのが好きだし、フツーなのがいちばんかっこいいと思っています。カリスマとか言われたいとは思っていません。アルマーニで買い占めていた頃はちょっと違ったけど、最近本当につくづく感じるようになりましたよ。フツーがいちばん。
しかし、カリスマ性のある人を育てたいという気持ちはあります。そして「あいつ育てたの俺やで!」って言いたい。弟子の中からそんな人が現れるのを待っています。

この質問をした人がどなたか知っていますよ。今は仲良くさせてもらっているけど、この質問をくれたときは出会ったばかりだったし、どうにかして僕の痛いところを付きたかったんだろうなと思います。可愛いやんけ、人間として。嫌いじゃないです。

年収三千万円以上の世界を教えてほしい。

この質問者は、どうして「三千万」という数字を持ってきたのでしょうか。僕は年収三千万だったことはないです。借金二千万の次は年収五千万でしたから。まぁでも、年収二千万を超えれば誰でも似たようなことになるでしょうから、お答えします。もしあなたが年収三千万になり、「いや違うよ!三千万の場合はこうだったよ!」と言えるようになったら教えてくださいね。もしなれたら、ですけど。

年収数千万となれば、基本的に何でも買えます。僕も買いまくりました。アルマーニのお店に行って「この棚にのってるもの全部、二着ずつちょうだい。うちまで送ってね」みたいなことをやったり、四百万円のカルティエの時計を買ってホテルに忘れ「まあいいや」で済ませたり。
また、貯金額が増えてくると、銀行の対応も変わります。窓口のお姉さんにやってもらうという機会はなくなり、支店長とかそれくらいのクラスの人から「ますだ様、どうぞこちらへ」と応接間に通されるんです。
しかし、物欲というものはそう長くは続かないものです。だから、一年とか二年、そんな生活をしていたら飽きてしまいました。アルマーニで買い占めることもないし、何百万、何千万の時計を買うこともない。しかも、それまでに買ったものもほとんど人にあげました。ちょうど同じくらいのサイズの人がいれば「コレ要ります?」と聞いて、だいたいは断られないのでドサッと送っちゃう。ダイヤが埋め込まれた時計も弟子にあげましたが、値段を言わなかったので、今頃質屋でビックリ仰天しているかもしれませんね。
銀行の支店長対応もね、、、だんだん飽きますよ。ますだ様どうぞこちらへ、と言われても、いや急いでいるんで窓口でいいですって言っちゃいます。面倒なんですよね。もう優待気分は十分味わったからこれからは結構ですって言いたいです。

こんなふうに書くとあまりいいことなさそうな感じがしますが、それは物欲・権威欲に関してのみ。それ以外では、年収が高いといいことだらけです。まず、会う人が変わります。だから喋ること、聞くことも変わります。そして経験が増える。自分がどんどん変えられていきます。以前はムカついていたことがムカつかなくなったり、以前は気付かなかったことに気づけるようになったり。以前は何とも思っていなかったことに対して、ありがたいという気持ちが芽生えることもあります。変わりますよ、本当に。あなたにもその世界を見てもらいたいです。

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